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尿トラブル


高温多湿になるこの時期は汗をかきやすくなります。 汗を気にして、水分を控えてしまうと熱中症の危険性も高くなりますし、 尿量も減少してしまいます。

尿には、膀胱へ侵入鵜する細菌を体外に排出させる役割もありますので、尿量が減ると、膀胱への最近が侵入しやすい環境を作ってしまいます。 このため、この時期は、尿トラブルが出やすくなっています。

尿トラブルに使う漢方薬は、急性か慢性か、体力があるかないかなどの観点から選びますが、多くの場合、まず最初に検討されるのが五淋散(ごりんさん)という漢方薬です。

五淋散には、利尿作用のある中薬が5種類配合され、その他、鎮痛作用や消炎症作用、止血作用のある中薬から構成されています。

一方、尿路感染症など、比較的急性の症状には猪苓湯を使います。尿の色が濃くて、排尿時に痛みや熱感があるなどの症状が見られます。 利尿作用のある猪苓、沢瀉、滑石、茯苓の他、止血効果のある阿膠も入っているため、腎炎などで血尿が出る場合に、使うこともあります。

チョレイン

尿路結石などで排尿痛が強い場合は、猪苓湯に芍薬甘草湯を加えることもあります。

一方、慢性化している場合には、竜胆瀉肝湯、清心蓮子飲などを、体質に合わせて選びます。

大ざっばに言うと、体力があって比較的元気な方には竜胆瀉肝湯、虚弱なタイプには清心蓮子飲、その中間は五淋散です。

また、尿トラブルといっても、雑菌がなくて、加齢や冷えにより、夜間だけ頻尿がある場合は、牛車腎気丸や八味地黄丸をおすすめします。

牛車腎気丸、八味地黄丸

こういうタイプの方に、猪苓湯などを使うとかえって逆効果になることもありますので、 是非、漢方の専門家に確認してお使いください。

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